宿泊予約サイトのレビューやSNS上に寄せられた数千件のネットの口コミ評判を精査すると、カプセルホテル利用者のリアルな満足点と不満点が浮き彫りになります。好意的な意見として最も多いのは「大浴場とサウナで長距離移動の疲れが完全に取れた」「新幹線の改札まで5分で着くため朝の睡眠時間を削らずに済んだ」という機能性に対する高評価です。
一方、現場取材において確認された注意点もあります。第一に「音環境」です。カプセルホテルは旅館業法上の「簡易宿所」に該当するため、法令上各キャビンに鍵をかけて密閉することができません(ロールスクリーンやアコーディオンカーテンによる仕切り)。そのため、他人のいびきやアラーム音、荷物を整理するビニール袋の擦れる音などは一定程度発生します。これに対し、多くの人気施設ではフロントで高性能耳栓を無料配布するなどの防音対策を講じています。
また、終電後当日宿泊予約の動向にも変化が見られます。以前は深夜に飛び込みでフロントに駆け込むスタイルが主流でしたが、現在は深夜24時以降でもスマートフォンの直前予約アプリから空室を確保してチェックインする利用者が約7割を占めています。週末の深夜帯は満室になるペースが早いため、終電を逃したと判断した時点で速やかにWeb予約を押さえるのが鉄則です。