10畳縦長Ldkの家具配置術!狭さを解消し広く見せるプロの動線と実例

10畳縦長Ldkの家具配置術!狭さを解消し広く見せるプロの動線と実例

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不動産の間取り図面で「LDK 10.0帖」と記載されていても、その帖数計算にはキッチンのシンク、コンロ、冷蔵庫置き場、通路が含まれています。国土交通省の住生活基本計画における基準や住宅設計の標準寸法を照らし合わせると、システムキッチン本体と調理動線で約3.2〜3.5畳(約5.3〜5.8㎡)を消費します。つまり、リビング・ダイニングとして家具を置けるスペースは実質的に6.5〜6.8畳程度しか残されていません。

さらに縦長構造特有の障壁となるのが、対面キッチンからの移動ルートです。配膳や片付け、バルコニーへの洗濯物干しなど、毎日の暮らしで発生する対面キッチン動線は部屋の長手方向に一直線に伸びます。このメイン動線上にダイニングチェアやソファの角がせり出してしまうと、日常生活において無意識のストレスが蓄積していきます。

住宅設計の現場取材で一級建築士が語った言葉が印象的です。「10畳縦長LDKの失敗の9割は、居室の短手方向(幅約2.6〜2.8m)に対して家具の奥行きを詰め込みすぎ、人がスムーズにすれ違える最低60cmの有効通路幅を損ねてしまうことに起因します」。この構造的制約を正しく把握することが、理想のレイアウト作りの第一歩となります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。