サッカーファンの間で定期的にトレンド入りするのが、「谷口栄斗はなぜ日本代表に呼ばれないのか」「他クラブへの移籍はあるのか」という熱い論争です。この疑問に対し、現場のスカウティング事情と代表チームの選手層から冷静な分析を加えます。
まず日本代表入りの現実味についてです。現在の森保ジャパンにおけるセンターバック陣は、冨安健洋選手や板倉滉選手、町田浩樹選手といった欧州5大リーグでプレーする実力者が盤石の地位を占めています。国内組からここに割って入るためのハードルは極めて高いのが実情です。しかしながら、ビルドアップの起点になれる右利きのセンターバック、さらには対人能力に長けた人材というプロファイルにおいて、谷口栄斗選手は国内組トップクラスの適性を保持しています。E-1選手権などの国内組主体の代表選出枠、あるいは負傷者が出た際のバックアップ候補として、技術委員会のリスト上位に名前が挙がっていることは関係者の間でも公然の事実です。
次に移籍市場における動向です。J1での安定したパフォーマンスを受け、資金力のある国内ビッグクラブ(タイトル獲得を至上命題とする常勝クラブ群)から触手が伸びているという報道や噂は絶えません。守備の再建を急ぐクラブにとって、大卒で計算が立ち、リーダーシップを発揮できる谷口選手は喉から手が出るほど欲しい即戦力です。さらに、近年活発化しているベルギーやオランダといった欧州中堅リーグのクラブからも「フィジカルと配球力を両立するアジア人CB」としてスカウティング対象に入っています。本人が愛着あるヴェルディでレジェンドへの道を歩むのか、更なる高みを目指して挑戦を選択するのか、その決断には常に大きな注目が集まっています。