排気ガスによる大気汚染と騒音は、デリケートな高山植物や野生動物の生態系を脅かす最大の要因だ。2026年シーズンからは、一部の主要ルートにおいてマイカーの乗り入れが完全に禁止され、電気バス(EVバス)やシェアサイクルの利用が義務付けられるエリアが拡大した。
実際に現地でEVバスに乗ってみると、驚くほど静かだ。鳥のさえずりや風の音が車内まで聞こえてくる。観光客からは「最初は面倒だと思ったが、静かな環境で山を眺められるのは素晴らしい」と概ね好評だ。移動の不便さをあえて楽しむ、そんな新しい旅の価値観が定着し始めている。