SNSやQ&Aサイト(知恵袋・5ch等)を調査すると、20代で抜髄を経験した方々の切実な声が数多く見受けられます。
「痛みが激しすぎて言われるがままに神経を抜いてしまったが、後から『神経を残す治療法』があったと知って激しく抜髄を後悔した」という声がある一方で、「長年苦しんだ耐えがたい激痛から解放され、しっかり精密治療を受けてセラミックを入れたことで何不自由なく噛めている」という前向きな体験談も存在します。
後悔している患者の共通点は、「抜髄以外の選択肢があるのか」「抜髄後にどのようなリスクがあるのか」を十分に説明されないまま、衝動的に処置を承諾してしまった点にあります。
【プロの結論】神経を抜くべき人・抜かずに残すべき人の判断基準
20代の患者が後悔のない治療選択をするための客観的判断基準は以下の通りです。
- 神経温存(生活歯髄療法)を試みるべき人:
- 自発痛(ズキズキとした激痛)がまだ出ていない、または冷たいもの・温かいものが一時的にしみる程度の人。
- CTやマイクロスコープを備えた歯科医院で「神経の一部が生きている」と診断された人。
- 将来の天然歯の寿命を最優先し、自費診療の費用を許容できる人。
- 抜髄(精密根管治療)を決断すべき人:
- 夜も眠れないほどの激痛が数日続いている、またはすでに神経が完全に壊死・腐敗している人。
- 歯根の先端に大きな膿の袋(根尖病巣)が形成されている人。
- 炎症が周囲の顎骨に波及する危険があり、全身の健康や隣接する歯への悪影響が懸念される人。