みたま祭りの最大の象徴が、外苑から内苑へと続く参道を黄金色に染め上げる約3万個の献灯(ちょうちん)と、境内に掲げ出される懸糸幕(けんしまく)・懸けぼんぼりです。夕暮れとともに一斉に明かりが灯る瞬間、境内は息をのむほどの幻想的な美しさに包まれます。
この提灯は、全国の遺族や崇敬者、一般の参拝者から奉納されたものです。一般参拝者であっても初穂料を納めることで献灯を申し込むことができます。
【献灯・ぼんぼりの初穂料(相場・基準)】
・小型献灯(黄色い提灯):1灯 3,000円(一般参拝者の多くが申し込むタイプ)
・大型献灯(大型のみあかし):1灯 12,000円(企業、団体、有志向け)
・懸けぼんぼり(特製画風ぼんぼり):揮毫者・協賛者による奉納
参拝者の間で高い人気を誇るのが、内苑通路や拝殿周辺に並ぶ著名人・芸能人・文化人による揮毫(きごう)ぼんぼりの鑑賞です。毎年、各界を代表する著名人が平和への祈りや独自のイラスト、直筆メッセージを寄せています。
【奉納に名を連ねる主な著名人ジャンル】
・著名漫画家・アニメクリエイター(直筆キャラクターイラスト入りぼんぼり)
・歌舞伎俳優、落語家、伝統芸能保持者
・映画監督、俳優、タレント、ミュージシャン
・スポーツ選手、武道家、文化人・ジャーナリスト
お気に入りの作家やタレントの直筆ぼんぼりを探す行為は、みたま祭りならではの知的な楽しみ方の一つとなっています。ぼんぼりは内苑神門の奥などに整然と並べられており、じっくり鑑賞したい場合は点灯直後の比較的空いている時間帯(18:00〜18:45頃)がベストです。
さらに期間中は、大鳥居付近での千代田区民踊連盟による盆踊り大会、威勢のいい掛け声が響く神輿振り(みこしぶり)、迫力ある青森ねぶたの練り歩きや阿波踊りなど、日本各地の伝統芸能が日替わりで奉納され、祭りの熱気を最高潮に高めます。