活動再開へ向けて決定的な契機となったのが、2024年4月に発表された芸能事務所「長良プロダクション」からの独立でした。20代前半のデビュー時から二人三脚で歩んできた大手名門事務所からの離脱は芸能界に激震をもたらしましたが、その氷川きよし長良プロ退社経緯は泥沼の対立ではなく、契約満了に伴う対話を経た前向きな巣立ちでした。
創業者である故・長良じゅん氏への深い感謝を繰り返し口にしてきたKiinaにとって、事務所を離れる決断には並々ならぬ葛藤がありました。しかし、40代半ばを迎え、表現ジャンルの多様化やジェンダーレスな価値観の発信をより機動的に進めるためには、自身が全責任を負う新体制が必要不可欠でした。そうして立ち上げられたのが、氷川きよし独立事務所KIIZNA(キズナ)です。
新会社名の「KIIZNA」には、これまで支えてくれたファンとの絆、スタッフとの絆、そして「KIINA.」自身の未来を繋ぐという意味が込められています。2026年現在の運営状況を見ても、旧事務所時代からの権利関係の整理や楽曲の歌い継ぎは極めてスムーズに行われており、大手芸能プロの枠組みを超えた理想的な自立モデルとして業界内でも高く評価されています。