日本人学習者やスポーツファンが最も混同しやすいのが、「バモス(Vamos)」と「バモノス(¡Vámonos!)」の使い分けです。音が似ているため同じノリで使ってしまいがちですが、現地で誤用すると周囲を困惑させる決定的な意味の断絶が存在します。
両者の本質的な違いを端的に言えば、バモスとバモノスの決定的な違いは「その場から立ち去る(移動・撤収する)意思を含んでいるかどうか」という点に集約されます。文法的には、単なる自動詞「ir(行く)」の活用がバモスであり、再帰動詞「irse(立ち去る、立ち退く、帰る)」の命令形がバモノスです。語尾に付いている「nos」は「私たち自身を(その場から引き剥がす)」という意味を持っています。
もしスポーツの試合で応援している味方チームに向かって「¡Vámonos!(バモノス!)」と叫んでしまうと、「さあ、みんなで撤退しよう」「もう帰ろうぜ」という意味になり、戦意喪失の合図になってしまいます。応援や自分への気合入れには、必ず「Vamos」を使わなければなりません。