菅氏の住まいを語るうえで外せないのが、東京・港区にある赤坂衆議院議員宿舎の存在です。歴代最長となる7年8カ月にわたって内閣官房長官を務めた時期、菅氏は「危機管理の要」として365日ほぼ宿舎に常駐し、首相官邸へのスクランブル体制を維持し続けました。
総理退任後も、自民党副総裁や重鎮議員としての役割を果たすなかで、平日における都内での活動拠点は依然として赤坂宿舎が中心です。一方で、週末や国会閉会中には横浜市南区の自宅で過ごす割合が増えており、オンとオフを明確に切り分ける合理的な二拠点生活を維持しています。
「危機管理対応のために寝食を惜しまない」というストイックな仕事スタイルを支えた赤坂宿舎と、政治家としての初心に立ち返る横浜の自宅。この2つの拠点が菅氏の政治生命を長年支えてきた基盤といえます。