【衝撃】「物」の書き順は縦横どっちが先?牛偏で変わる驚きの真相とは

【衝撃】「物」の書き順は縦横どっちが先?牛偏で変わる驚きの真相とは

【衝撃】「物」の書き順は縦横どっちが先?牛偏で変わる驚きの真相とはとはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

手書きの現場で最も多くの人が混乱に陥るのが、「牛」という字単体と、「物」「牧」「特」などの偏(へん)として使われる「牛偏」の筆順の違いです。結論から整理すると、両者の筆順は明確に異なります。

まず単体の「牛(画数:4画)」を書く場合、1画目は左払いです。続いて2画目に短い横棒、3画目に長い横棒を引き、最後に4画目として中央の縦棒をズドンと突き抜いて書き下ろします。つまり、「払い → 横 → 横 → 縦」が正しい筆順です。

ところが、「物」の部首である「牛偏(画数:4画)」になった瞬間、このルールが根底から覆ります。1画目の左払い、2画目の横棒までは同じですが、3画目に縦棒を先に引き、4画目に最下部の横棒を下から右上へ跳ね上げる(提:てい)という順序へと入れ替わります。なぜこのような逆転現象が起きるのでしょうか。

文化庁が受け継ぐ昭和33年の『筆順指導の手びき』および書道史の基本原則において、漢字の偏は「次に続く旁(つくり)への運筆の連動性」が最優先されます。もし牛偏を単体の「牛」と同じように縦棒で書き終えてしまうと、ペン先は左下に取り残されてしまいます。そこから右側の「勿」の1画目(左上)へ移動するには、手の動きに大きな無駄とブレーキが生じてしまいます。

最下部の線を「左下から右上への跳ね上げ」にして最後に持ってくることで、跳ね上げた筆先が自然と右側の「勿」の書き始め(1画目の払い)へ流れるように着地できるのです。手の腱や筋肉の運動生理学にかなった、極めて合理的な機能美がこの筆順の真相です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。