生放送の晴れ舞台に辿り着くまでの道のりは、地方予選の枠を遥かに超えた熾烈な競争率を誇ります。まずクリアしなければならないのがのど自慢 出場条件と初期選考です。出場資格は原則として「中学生以上のアマチュア」であり、プロ活動を行っている者や営利目的での参加は厳しく排除されます。
現在ののど自慢 応募方法は、従来の往復ハガキに加え、専用WEBフォームからのエントリーが主流となっています。各会場の定員に対して応募総数は通常800通から1,500通規模に達し、人気の都市圏や記念大会では2,000通を超えることも珍しくありません。この膨大な応募の中から、まずは書類・WEBエントリーシートに記載された「選曲理由」と「熱量」のみを頼りに、土曜日の予選会に進む200組が選抜されます。
上記データが示す通り、NHKのど自慢 予選の土曜日ステージはまさに圧巻の光景です。朝早くから会場に集まった200組が、本番とまったく同じ舞台、同じ照明のもとで、番号順に次々と持ち歌を披露していきます。予選での持ち時間は曲の前奏からサビ前の約40〜60秒程度。ここで審査員がチェックしているのは、歌唱力だけでなく「本選20組全体のバランス(年齢構成、性別、曲ジャンル、エピソードのバリエーション)」です。どんなに歌が上手くても、同じ大会に同じような声質や選曲のライバルがいれば、番組構成上の都合でふるい落とされる厳酷な現実があります。