世田谷の自宅が消滅した現在、大原麗子さんの墓所は東京都台東区谷中にある日蓮宗の寺院・妙泉寺(みょうせんじ)に建立されています。法号は「麗香院演海妙晃大姉」。大原家の菩提寺として静かな佇まいを見せるこの墓には、今も命日や節目の時期になると、往年の名演技を懐かしむファンや関係者が花を手向けに訪れます。
没後15年以上が経過した2026年現在、映像配信プラットフォームの普及に伴い、若い世代の間で大原麗子さんの出演作が再評価されています。昭和のフィルムやテレビドラマに映る彼女のナチュラルな透明感、繊細かつ芯の強い演技力は、デジタルリマスター映像を通じて新たな感動を呼び起こしています。
孤独死という痛ましい幕引きばかりが注目されがちですが、大原麗子さんが全身全霊で女優業に捧げた情熱と、時代を彩った圧倒的な輝きは、年月を経ても決して色褪せることはありません。