シエスタとは?なぜ今日本企業が続々導入?驚きの健康効果と真相を徹底解説

シエスタとは?なぜ今日本企業が続々導入?驚きの健康効果と真相を徹底解説

シエスタとは?なぜ今日本企業が続々導入?驚きの健康効果と真相を徹底解説について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

シエスタ(siesta)という言葉の根底にあるのは、古代ローマ時代の時間概念です。ラテン語で「日の出から数えて6番目の時間(正午前後)」を意味する「ホラ・セクスタ(hora sexta)」が語源であり、これがスペイン語へと転化して定着しました。当時の地中海世界において、正午から午後にかけての最も日差しが強く気温が上昇する時間帯をやり過ごすための知恵として成立した背景があります。

スペインにおける伝統的なシエスタは、日本人がイメージするような「オフィスのデスクで15分伏せって寝る」行為とは根本的に異なります。標準的なタイムスケジュールでは、午後2時頃から家族揃ってボリュームのある昼食を2時間ほどかけて楽しみ、その後に軽い午睡を取るという、合計2〜3時間に及ぶ生活サイクルそのものを指していました。

この時間帯(午後2時から午後5時頃)は、街の商店や銀行、官公庁までもがシャッターを下ろし、街全体が静まり返るのがかつてのスペインの日常風景でした。気候風土に適応するための防衛本能と、家族との団らんを最優先するラテン文化が結びついた結果生まれた独自の社会システムといえます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。