いざサインをもらえる場面で後悔しないためには、差し出すボールと筆記具の選定が仕上がりを大きく左右します。コレクション価値を最も高めたい場合は、実際に試合で使われるNPB公認球(統一試合球)を用意するのが鉄則です。合皮の安価なプリントボールは経年劣化で表面が剥がれやすいため、長期保存には天然牛革仕様のボールが適しています。
サインを書いてもらう位置にも作法が存在します。ボールの縫い目幅が最も狭くなっている平らなスペースはスイートスポットと呼ばれ、ここに一筆で収まるようにサインを入れてもらうのが国際的な標準ルールです。使用するペンは速乾性と耐候性に優れた「ゼブラ 油性マッキー(極細・細字)」や「サクラクレパス マイネーム」などの黒の油性フェルトペンが推奨されます。ゲルインクや水性ペンは革に定着せず、滲みやかすれの原因となるため避けてください。