なぜ西郷隆盛は「子孫のために美田を買わず」と遺したのか?真意を徹底解説

なぜ西郷隆盛は「子孫のために美田を買わず」と遺したのか?真意を徹底解説

なぜ西郷隆盛は「子孫のために美田を買わず」と遺したのか?真意を徹底解説についての疑問解決ガイドをご紹介します。

「子孫のために美田を買わず」の読み方は、一般的に「しそんのためにびでんをかわず」と読みます。古典や原典に近い表記では「子孫」を「児孫」と書いて「じそんのためにびでんをかわず」と読むケースも多く見られますが、どちらも指し示す教えは同じです。

「美田(びでん)」とは、土壌が肥沃で収穫量の多い優れた田畑のこと。江戸から明治にかけての農業社会において、美田を所有することは不労所得や安定した経済基盤を得ることを意味していました。

つまりこの言葉は、「後世の子孫に過度な不労所得の基盤や莫大な遺産を残すと、労働を軽視して怠惰になり、かえってその身を滅ぼす結果になる。だからこそ安易に財産を買い残してはならない」という戒めを端的に表しています。財産を残さないこと自体が目的ではなく、「子どもが自らの力で生きていく力を奪ってはならない」という教育的配慮が根底にあります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。