川の駅公園を訪れるビジターが現場で最も困惑するのが、設営器具に関する規正です。ネット上の一部まとめ情報では「川原の公園だから誰でも自由に大型テントを張ってキャンプができる」といった誤認が散見されますが、これは明確な誤りです。
自治体の管理条例に基づくテント持ち込みルールを調査すると、大半の施設においてペグ打ちを必要とする大型ツールームテントやタープの設営は原則禁止となっています。河川管理エリアは急な突風を受けやすく、飛ばされたペグやポールが他者へ危害を加える恐れがあり、また芝生の根を傷めるリスクがあるためです。持ち込みが許可されているのは、底面を重しで固定するタイプの「小型ワンタッチサンシェード(ポップアップテント)」に限られる現場がほとんどです。
さらに見落とされがちなのが、河川特有の気象リスクに対する認識です。「水遊びスポットとして整備されているから安心」と思い込み、子どもから目を離してしまう親の行動が事故リスクを跳ね上げています。自治体および河川財団の注意喚起資料が指摘するように、川の駅公園が面する河川は、上流部での局地的なゲリラ豪雨によって、現場が晴天であってもわずか10分で水位が数十センチ跳ね上がる現象が起こり得ます。浅瀬であってもマリンシューズの着用を徹底し、本流に近いエリアではライフジャケットを常時着用させることが大前提です。