渋谷ヒカリエシアターオーブは、渋谷駅直結の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」の11階から16階に広がる大劇場です。劇場関係者や公式発表資料によると、総座席数は3階構造で合わせて1,972席(1階席:1,186席、2階席:522席、3階席:264席)のシアターオーブ座席キャパを誇ります。
特筆すべきは、客席規模に対する舞台との距離感です。舞台の最前端から1階席の最後列までの距離は約29mに抑えられています。同等の収容人数を持つクラシック専用ホール「オーチャードホール」(約2,150席)が舞台から最後列まで約39m、中規模劇場の「シアターコクーン」(747席)が約25mであることと比較すると、約2,000席規模の大型劇場としては舞台と客席が非常に近接して設計されていることが分かります。
しかし、近さを追求した3層構造ゆえに、上階にいくほど急峻な勾配がつき、座席位置によって視界の角度や臨場感が極端に変わるという構造的特徴を持ち合わせています。