ダイソーのネイルチップを付けて外出したものの、電車のつり革を掴んだ瞬間やバッグから財布を取り出す際にポロリと落ちてしまい、恥ずかしい思いをした経験を持つ人は少なくありません。ネット上では「100均だから粘着力が弱い」と片付けられがちですが、ネイリストや現場の検証では異なる事実が判明しています。
チップが脱落する最大の理由は、自爪の表面に残った皮脂膜と目に見えない水分です。人間の爪表面には常に微量の皮脂と角質由来の油分が存在しており、これが接着テープやグミの糊面を阻害します。さらに、もう一つの盲点が「爪のカーブの隙間」です。自爪の平らさ(Cカーブの深さ)とプラスチックチップの成型カーブが合致していないと、中央または端にわずかな空気層(浮き)が生じ、テコの原理で外からの衝撃を受けると一瞬で弾け飛んでしまいます。
絶対に失敗しないための秘訣は、チップを貼る前の「プレパレーション(下準備)」を妥協しないことです。爪表面の油分を完全に脱脂し、自爪の横幅とカーブにチップをミリ単位で擦り合わせる工程を挟むだけで、保持力は従来の2倍以上に跳ね上がります。