茨城県産業技術イノベーションセンターの特色として見逃せないのが、本所以外に展開されている伝統産業・特定産業分野に特化したサテライト拠点です。
茨城県笠間市に位置する笠間陶芸館(陶芸研究所)は、笠間焼をはじめとする窯業・セラミックス産業の発展を支えています。伝統的な釉薬の研究や焼成技術の改善だけでなく、現代の住空間に適合した高強度セラミックスの開発や、3Dモデリング技術を活用した新たなデザイン開発など、伝統工芸とデジタルものづくりの融合を強力に牽引しています。
また、結城市に位置する繊維高分子研究所は、名産である結城紬の伝統技術継承から、最先端の機能性高分子材料・不織布・炭素繊維複合材料の評価までをカバーしています。繊維製品の物性試験や染色堅牢度試験、高分子素材の劣化解析など、繊維・プラスチック・複合材料を扱う企業にとって欠かせない技術基盤となっています。