唯我がネット配信界で名を馳せた2010年代前半、ニコニコ生放送やツイキャスでは「喧嘩凸」と呼ばれる視聴者や他配信者との口論配信が過熱していました。唯我はその中心人物として、怒号を上げながら相手を威圧するスタイルで多数の同時接続者数を集めていました。
しかし、画面の中のパフォーマンスと現実の犯罪行為の境界線は極めて脆いものでした。配信中にリスナーから自宅を特定されて警察に通報される事態が日常化し、配信枠内で他配信者を脅迫する発言を行ったことで脅迫容疑で現行犯逮捕される様子が生配信されるという前代未聞のトラブルも発生しました。
当時の5ちゃんねるやSNSでは、「また唯我が捕まった」「今回は何年入るのか」といった書き込みが飛び交い、逮捕・釈放・服役のサイクルそのものが一種のコンテンツとして消費されていきました。視聴者の煽りに対して過激な言動で応えざるを得ない構造が、彼をさらなる法触行為へと追い込んでいったと言えます。