全国の主要幹線道路沿いに展開するラーメン山岡家を運営するのは、株式会社丸千代山岡家だ。創業者である山岡正氏が一代で築き上げた「手作りの本物を提供する」という愚直な哲学は、現社長の山岡正嗣氏体制へと引き継がれ、さらなる進化を遂げている。
セントラルキッチン方式を採用して効率化を図るチェーン店が大半を占める現代において、同社は各店舗での手作業による店内調理にこだわり続ける。店内で豚骨を丸3日間炊き続けるという非効率極まりない選択こそが、他社には決して真似のできない唯一無二のスープを生み出す原動力だ。
激しい競争にさらされるラーメンチェーン業界において、ブレない軸を持ち続ける同社の経営スタイルは、投資家や業界アナリストからも高い評価を獲得している。朝の時間帯を単なるアイドリングタイムにせず、強力な収益源へと転換させた手腕は、外食産業の教科書に新たな1ページを刻んだ。