長谷川芹奈というシンガーの最大の魅力は、正確無比なピッチ以上に「歌声に感情を宿らせる天才的な表現力」にありました。ブルー・アイド・ソウルやR&Bのフィーリングを自然体で歌いこなすハスキーな中低音、楽曲のピークで全身のエネルギーを炸裂させるフェイクやアドリブは、グループのアンサンブルに強烈なダイナミズムを与えていました。
音楽プロデューサーや共演者からも「彼女の歌には計算を超えた情念がある」と高く評され、今なお多くの音楽関係者が彼女のボーカルスタイルを唯一無二と称えています。SNSやファンコミュニティを調査すると、卒業から時間が経った現在でも彼女の歌声を求める熱い声が途切れることはありません。
「リトグリ時代の芹奈のフェイクが今でも耳から離れない」「完璧なコーラスグループの中で、芹奈の剥き出しのエモーションがスパイスだった」「いつか本人が歌いたくなった時、小さなライブハウスでもいいからその歌声を聴かせてほしい」。これらはファンの掲示板や知恵袋、SNSに見られるリアルな書き込みです。消費されるアイドルではなく、本物の歌い手として記憶されているからこそ、活動休止状態であってもリスペクトが失われることはありません。