棒針編みの引き抜きはぎ完全解説!つっぱり解消と綺麗な仕上げ技

棒針編みの引き抜きはぎ完全解説!つっぱり解消と綺麗な仕上げ技

棒針編みの引き抜きはぎ完全解説!つっぱり解消と綺麗な仕上げ技の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

引き抜きはぎを行った際に最も頻発するトラブルが「仕上がりの寸法が設計図より短くなり、編み地が吊れてつっぱってしまう」という現象です。引き抜きはぎがつっぱる理由は明確で、引き抜き編みによって作られる鎖目(チェーン)の1目あたりの糸長が、棒針編み本体の1目あたりの横幅よりも物理的に小さくなってしまうことに起因します。

つっぱりを完全に排除し、柔軟かつ強固なラインを作るための引き抜きはぎの糸の引き加減のコツは以下の3点に集約されます。

1. 針の号数を1〜2号上げる:本体を6号棒針で編んでいた場合、引き抜きはぎには7号〜8号のかぎ針を使用します。針軸の太さを利用して、意識せずとも大きめのループが形成される環境を整えます。
2. 引き出す高さを編み地の厚み分だけ持ち上げる:かぎ針にかけた糸を引き抜く際、編み地の上面に対して平行に引くのではなく、真上に向かってわずかに持ち上げ、針軸の最も太い部分までループを送り込みます。
3. 数目ごとに横方向へ編み地を引っ張る:5〜6目引き抜くごとに、接合部を両手で左右に軽く引っぱり、鎖目のテンションを編み地の幅に馴染ませます。最後の糸始末をする前に全体の長さをメジャーで測り、編み地の元の幅と一致しているか確認する習慣が極めて効果的です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。