全国のジュニアチームや社会人バレーコミュニティの指導現場を観察すると、初心者が直面する苦悩には共通したパターンが存在します。
都内のクラブチームで長年初心者を育成してきた指導者は、取材に対し次のように語っています。
「体験に来た人の9割が『腕が痛くてボールを受けるのが怖い』と口にします。痛いから無意識に腕を引いて肘を曲げてしまう。これがフォーム崩壊の第1段階です。痛みを解消するには、当てる位置を正確に覚えることと、力を抜いて腕を組むリラックスを覚えるしかありません」
SNSや相談掲示板でも、「腕に青あざができて怖くなった」「足が動かず手だけでボールを追ってしまう」といった声が目立ちます。痛みを恐れる心理が筋肉を硬直させ、硬い面を作れなくなる悪循環を生んでいるのです。恐怖心を払拭するためには、まず柔らかいボールや軽いトスから始め、痛くない位置(手首上部)で捉える快感を脳に記憶させることが、何よりも効果的なアプローチとなります。