最も質問が多いポイントが「手はどちらから先に出すのか」という疑問です。日本の伝統的な礼法および一般的な儀礼マナーでは、明確な順序が定められています。
賞状を受け取る際は、まず右手を出して賞状の右下(または右側)を持ち、続いて左手を出して左側を持ちます。両手を同時にパッと出すのではなく、右、左と流れるように添えるのが最も格調高い作法です。指先は揃え、親指を賞状のオモテ面の上側に軽く添え、残りの4本指で裏面を支えるように持つと、シワをつけずに美しく保持できます。
また、お辞儀のタイミングで混乱するケースも散見されます。賞状を両手で持った瞬間に慌てて頭を下げると、授与者の手と接触したり、賞状が傾いて不恰好になったりします。必ず「両手で賞状を受け取る」→「軽く胸元へ引き寄せて掲げる」→「位置を落ち着かせてからお辞儀をする」という順番を守ることが肝要です。