新春の恒例特番である「新春スペシャル 巨大マグロ伝説」をはじめとする大型番組では、一般的なロケ番組とは異なる過酷な撮影環境が要求される。極寒の津軽海峡で何日も船に同乗し、一瞬の水揚げシーンを狙う制作スタッフの苦労も並大抵のものではない。漁師側としても、狭い船内でカメラやマイクを意識しながらの作業は安全面でのリスクや大きな気苦労を伴う。
そのため、番組制作費から支払われる協力金は、単なる出演の謝礼ではなく「安全確保のための協力費」や「撮影に伴う漁業機会損失の補填」としての性格を強く帯びている。大間漁業協同組合の関係者によれば、漁協を通じた撮影許可手続きや地域ルールの遵守のもとで取材が行われており、特定の漁師だけに不自然な金銭が渡って漁師間の均衡が崩れないよう、業界全体で配慮がなされているという。