着ぐるみの愛らしい外見とは裏腹に、鋭い毒舌と暴走でゲストや共演者を翻弄したPちゃん。その着ぐるみの中にいた香取慎吾と、至近距離で受け止める木村拓哉との間には、言葉を超えた独特の呼吸が存在していた。リハーサル段階では見せない仕掛けを本番で急に繰り出す香取に対し、木村は一切ひるむことなく瞬時に倍の熱量で返し、スタジオを爆笑の渦へと巻き込んでいった。
美術スタッフが明かす裏話によれば、Pちゃんの衣装や小道具には毎回細かな工夫が凝らされていたという。動きやすさとコミカルさを極限まで追及した設計は、ハードなアクションに耐えうる頑丈さも求められた。現場の熱気は凄まじく、ひとたび収録が始まれば、ディレクターのカットがかかるまで誰も笑いを止められなかったと伝えられている。