「えびす・だいこく両参り」と呼ばれるこの参拝スタイルには、深い意味が存在する。出雲大社に祀られる大国主大神(だいこく様)と、美保神社に祀られる事代主神(えびす様)は、神話において実の「父と子」の関係にある。親神と子神の両方を参拝することで初めて祈願が成就し、縁結び・金運祈願のご利益が最大限に高まるとされてきた。
取材班が現地で突き止めた正しい巡拝の順番と穴場ルートを紹介したい。一般的なガイドブックでは出雲大社からスタートする行程が多い。しかし、通な参拝客や地元の古老が口を揃えるのは、東の美保神社で日の出のエネルギーをいただき、西の出雲大社で日の沈む聖地の気を授かる「東から西へ」のルートだ。国道431号線を宍道湖沿いにひた走るドライブコースは、混雑を回避しながら山陰屈指の風光を独り占めできる隠れた黄金ルートと言える。