シワを深く刻ませないためには、皮膚を滑らせるのではなく、骨の上にある筋肉を直接捉えて緊張をリリースするアプローチが必要です。お風呂上がりや洗顔後、保湿クリームを塗布した清潔な状態で行いましょう。
基本となるのは、人差し指または中指の腹を眉頭の骨のキワ(皺眉筋の付着部)に密着させる動作です。皮膚の上を指で滑らせるのではなく、指を皮膚に固定したまま、骨の上の筋肉を小さく円を描くように5〜10回優しくほぐすのが正しい手順です。決して強い痛みを感じるほど押してはいけません。「イタ気持ちいい」と感じる程度のソフトな圧で十分です。
さらに見落とされがちなのが、額から頭頂部へつながる「前頭筋」と「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」のコリです。眉間の筋肉は単体で動いているのではなく、頭部の筋膜と密接に連動しています。頭皮がカチカチに硬直して前方へ垂れ下がってくると、眉間に余計な圧力がかかり、シワが寄りやすくなります。
両手の指の腹を使い、額の生え際から頭頂部、そして側頭筋(耳の上)に向かって、頭皮全体を上へ引き上げるように大きく動かしてください。頭皮マッサージを組み合わせることで、眉間にかかる下向きのテンションが解放され、目元全体の緊張が劇的に和らぎます。