道具の持ち方と動かし方の手順を論理的に整理します。作業には、先端が円錐状になった「丸ヤットコ」、挟み面が平らな「平ヤットコ」、そして刃先が平らな「ニッパー」の3点を用います。
ステップ1:9ピンのビーズ通し方と根元の直角曲げ
ピンにビーズを通したら、ビーズが動かないよう指の腹でしっかり固定します。ビーズの出口から約1mm浮かせた位置に平ヤットコを当て、ピンを真横に「直角(90度)」にしっかりと倒します。このわずかな1mmの隙間が、後から丸ヤットコを差し込むための重要なスペースとなります。
ステップ2:ニッパーでの正確なカット
倒したピンの長さを確認し、曲がり角の根元から測って7〜8mmの長さを残してニッパーで垂直に切断します。ニッパーの平らな面をビーズ側に向けて切ることで、ピンの切断面が綺麗に揃い、後の輪の閉じ口が滑らかになります。
ステップ3:丸ヤットコの使い方と手首の返し
切断したピンの先端ギリギリを丸ヤットコの先端付近で挟みます。ここで重要なのが「ピンの先端が丸ヤットコの先端から飛び出さないように挟む」ことです。挟んだ状態から、手首を手前に向かって滑らかに回転させ、ビーズの根元に向かってピンを丸め込みます。一度で丸めきれない場合は、一度ヤットコを緩めて挟み直し、根元に先端が当たるまで巻き込みます。
ステップ4:9ピンの輪の閉じ方と微調整
最後に正面から輪を確認し、ビーズの中心線上に輪が真っ直ぐ乗っているかをチェックします。もし傾いている場合は、平ヤットコの持ち方を安定させ、輪の根元を挟んで中心へクイッと戻す「首起こし」と呼ばれる補正を行います。