近年は車種専用にプレカットされた「カット済みカーフィルム」が普及しており、ガラスに合わせてハサミやカッターで切り出す難工程を省くことが可能です。しかし、貼り付け手順の基本を疎かにすると失敗します。
作業は以下のステップで正確に進めます。
ステップ1:徹底的なガラス清掃
内窓に施工液をたっぷり吹き付け、スクレーパーや不織布を使って汚れを削ぎ落とします。仕上げにゴムヘラで完全に水分と汚れを掻き出します。
ステップ2:セパレーター(剥離フィルム)の剥離と噴霧
フィルムの接着面を露出させる際、静電気が発生して空気中のホコリを引き寄せます。剥離しながら同時に施工液を霧状に大量噴霧し、静電気を完全に中和させながら作業するのが鉄則です。
ステップ3:ガラス面への位置決め
ガラス全面にも施工液を滴るほど噴霧し、フィルムを乗せます。施工液がクッションとなり、指先で滑らせるようにミリ単位でガラス枠のクリアランス(隙間1〜2mm)を均等に合わせます。
ステップ4:十字型水抜きアプローチ
フィルム表面にも施工液を吹き付けてヘラの滑りを良くした上で、「中央から上下左右へクロス状に」ヘラを動かします。いきなり端から押し出すとフィルムが偏るため、まずは中央を固定し、放射状に水分を外側へ追い出すのがポイントです。