職場復帰を果たした菊間アナでしたが、彼女の人生にはさらなる試練が待ち受けていました。2005年、未成年タレントとの飲酒トラブルに同席していたとして無期限の謹慎処分を受けます。この出来事はアナウンサーとしてのキャリアを大きく揺るがす契機となりました。
しかし、転落事故で生死の境をさまよった経験、そして自らの失策による謹慎という二重の挫折が、彼女の進路を大きく変えることになります。事故当時、自らが被害者となり法律や補償問題、メディアの責任論に直面したこと、そして「他者の人生に寄り添い、法的な盾となって人を助けたい」という強い動機が芽生えたのです。
菊間氏はアナウンサー業務を続けながら夜間の大宮法科大学院大学へ進学。睡眠時間を削り、1日10時間以上を法律の条文と判例の暗記に費やす生活を送りました。そして2007年12月にフジテレビを正式に退社し、背水の陣で司法試験に専念。2010年、見事に新司法試験に合格し、2011年に弁護士登録(第一東京弁護士会)を果たしました。