大学卒業後、川島如恵留の知性派としての評価を決定づけたのが、2019年の宅地建物取引士(宅建)試験の合格です。宅建は民法、宅建業法、法令上の制限など多岐にわたる専門知識が問われる難関国家資格であり、例年の合格率は15%から17%前後で推移しています。
当時、舞台やコンサートの稽古が続く中、川島は睡眠時間を削り、毎日3〜4時間の勉強時間を捻出。楽屋にも分厚い問題集を持ち込み、過去問を徹底的に分析して合格を掴み取りました。さらに2024年には国内旅行業務取扱管理者試験にも合格し、語学力や手話の習得にも力を注いでいます。
なぜ現役アイドルでありながら、これほどまでに過酷な資格取得へと駆り立てられたのか。その背景には、自著やメディアインタビューで語られた強い危機感とグループへの献身があります。
「自分には飛び抜けたセンター適性や圧倒的な歌唱力があるわけではない。だからこそ、誰にも負けない知識と資格という確固たる武器を持ち、Travis Japanの名前を世の中に広めるフックになりたかった」
公の場で語られたこの言葉は、単なる自己顕示欲ではなく、グループの生存戦略として自己の知性を極限まで高めようとするプロフェッショナルとしての覚悟を物語っています。