錠剤を飲み込めない小児向けには、粉薬や液体など様々な剤形が用意されています。ここで注意しなければならないのが、形態によって使用期限が劇的に異なるという点です。
小児科で頻繁に処方されるカロナール細粒20%の使用期限は、調剤薬局で1回分ずつ分包紙にパックされた時点で、錠剤よりも大幅に短くなります。分包紙はPTPシートほどの気密性がないため、湿気や光の影響をダイレクトに受けてしまいます。一般的な目安として、分包された粉薬の有効期間は約3か月〜半年程度です。
さらに、シロップ剤(水薬)や座薬といった子供用カロナールの使用期限はさらにシビアです。水薬は防腐剤が含まれていても雑菌が繁殖しやすいため、処方後1〜2週間程度(病気の治療期間中のみ)で使い切るのが鉄則です。座薬も熱に弱く、室温で油脂が溶け出して変形すると効果が均一に出なくなります。子どもの過去の発熱時に余った薬を「今回も熱が出たから」と使い回す行為は極めて危険です。