ミゲルの物語を語る上で欠かせないのが、日本を代表するロックボーカリスト・西川貴教との出会いだ。CMの反響を受けて実現した共演プロジェクトは、音楽産業の垣根を越えた一大ムーブメントへと発展した。
パワフルな西川のシャウトと、ミゲルの澄んだハイトーン。一見すると対極にある二人の声が重なった瞬間、テレビCMの枠を超えたエンターテインメントが完成した。西川はミゲルを単なる共演者としてではなく、ひとりのボーカリストとして敬意を払って接し、ミゲルもまた日本のトッププロの姿勢から多くを吸収した。二人がステージで並び立ち、楽しげにアイコンタクトを交わしながら歌う姿は、国境や世代を越えた音楽の原初的な喜びを体現していた。