では、なぜ塩で蕁麻疹や浮腫が起きるのか。第一の原因として挙げられるのが、食塩に混入・添加されている「塩以外の物質」である。天然の岩塩や精製されていない海塩には、ニッケルやクロム、マグネシウムといった微量な鉱物・金属元素が含まれる。これらに対する金属アレルギー反応が、塩を口にしたり触れたりした際に引き起こされるケースがあるのだ。
もう一つ見落とせないのが、市販の食塩に使用される食品添加物の存在だ。塩が固まるのを防ぐために配合されるシリカ(二酸化ケイ素)やフェロシアン化カリウムといった固結防止剤が、一部の過敏な体質を持つ人々にアレルギー様症状をもたらすことがある。消費者が「塩」として認知しているものの中には、多様な不純物や添加物が含まれており、それらが免疫反応や化学的刺激を引き起こす真犯人となっているのだ。