鷲鼻が持つ気品を最大限に引き出すポイントは、強みである立体感を壊さずに、全体の調和を整える光と影の設計にある。鼻筋のカーブを強引に打ち消そうと濃いシェーディングを重ねると、かえって不自然な印象を与えてしまいかねない。大切なのは、鼻梁の最も高い部分(ハンプ)の上下に絶妙な光を仕込み、滑らかなグラデーションを作ることだ。
具体的には、鼻頭と眉間のやや上にだけスポットでハイライトを効かせ、鼻筋の中央はあえてナチュラルに仕上げる。さらに、リップラインをややオーバー気味に描いて唇にボリュームを持たせたり、眉山に自然なアーチを作って視線を分散させたりすることで、顔全体の黄金比率が驚くほど整う。横顔の美しさは、単に鼻の形だけで決まるものではない。パーツ同士の立体的な対話が生み出すバランスこそが、知的で洗練されたオーラを決定づけるのだ。