人気スポットゆえに、週末の夕方はどうしても多くの入浴客で賑わう。しかし、時間帯の選び方一つで体験の質は劇的に変わる。地元通が口を揃えて勧めるのは、平日の13時から15時前後の昼下がり、あるいは夜の21時以降だ。天窓から柔らかい自然光が射し込む午後は、中庭を眺めながら静謐な時間を独り占めできる至福の穴場タイム。夜遅くには間接照明が水面に揺れ、幻想的な陰影が浮かび上がる。
アクセスには、高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)の電車を利用するのが最も粋でスマートだ。ことでん仏生山駅から徒歩約12分という立地だが、ぜひ利用したいのが名物企画切符「ことでんおんせん乗車券」である。電車の一日フリーきっぷに入浴料、さらにはオリジナルタオルやうちわ(または入浴関連のノベルティ)がセットになったこの切符は、費用面での優位性はもちろん、琴平線沿線のカフェやうどん屋巡りを組み合わせたローカル線の旅を格段に豊かにしてくれる。