インフルエンザ発症時における市販薬の活用は、あくまで「受診までのつなぎ」または「軽症時の対症療法」に限定されるべきです。以下の明確な判断基準を持ち、危険なサインを見逃さない体制を整えてください。
市販のアセトアミノフェン製剤を選んでよい人
- 休日・夜間等ですぐに発熱外来を受診できないが、高熱や頭痛で体力の消耗が著しい人
- すでに医療機関でインフルエンザと診断され、抗ウイルス薬とともに自宅療養を指示されているが、追加の解熱鎮痛薬が必要な人
- 過去に胃潰瘍の既往がある、または妊娠中・授乳中である成人(※妊娠中は念のため主治医・薬剤師へ要確認)
直ちに市販薬を中止し、緊急受診すべき人の条件
- 生後3ヶ月未満の乳児の発熱
- 解熱剤を使用しても水分補給が一切できず、半日以上排尿がない脱水状態
- 呼びかけに対する反応が鈍い、視線が合わない、意味不明な言葉を発するなどの異常行動・意識障害が見られる場合(インフルエンザ脳症の初期徴候)
- 呼吸が荒く肩で息をしている、唇の色が紫色(チアノーゼ)になっている状態