美容情報サイトやSNSのショート動画で拡散されている情報の中には、肌質や赤みの原因を考慮していない危険な誤解が散見されます。代表的な2大盲点を正しく把握しておく必要があります。
1つ目の誤解は、「赤みにはとにかく一番濃いグリーンを使えば消える」という思い込みです。顔料濃度の高すぎるグリーンを過剰に塗布すると、肌の自然な透明感を奪い、くすんだ灰色のようなトーンを生み出してしまいます。現代のベースメイク理論では、原色のグリーンではなく、素肌のベージュがわずかに混ざったミントグリーンやオリーブベージュを選ぶのが定説です。
2つ目の誤解は、「ニキビの上からハイカバーな硬いコンシーラーで完全に蓋をする」という行為です。油分の多い重厚なバームやシリコン高配合のコンシーラーは、密閉効果が高すぎるあまり毛穴内部のアクネ菌増殖を招き、炎症を悪化させるリスクがあります。活動中のニキビには通気性に優れたリキッド状の薬用アクネコンシーラーを選び、色素沈着した過去のニキビ跡には密着性の高いスティックやパレットを使うという、病態ステージに応じた使い分けが不可欠です。