事態を重く受け止めた国家公安委員会および福岡県警察は、警察庁の全面的なバックアップのもと、史上例を見ない規模の「頂上作戦」を断行した。この作戦は、組織の最高幹部を徹底的に逮捕・追訴し、資金源を完全に遮断することを目的とした歴史的大捜査網であった。警察官の増員と特別捜査班の設置により、長年にわたる難航していた捜査が一気に加速した。
同時に、法整備の面でも大きな進展が見られた。暴力団対策法の改正と特定危険指定暴力団の指定により、警察は組織の違法行為に対してより強力な法的措置を講じることが可能となった。事務所の使用禁止措置や資金流出の規制は、組織の屋台骨を骨抜きにし、地域社会からの完全隔離を成立させる決定的な転換点となったのである。