総務省が定めた「返礼品の調達額は寄附額の3割以下」というルールは厳格に運用されている。それにもかかわらず、市場価格ベースで還元率が50%を超える返礼品がなぜ存在するのか。
種明かしは「自治体独自の調達力」と「訳あり・規格外品」にある。地元の生産者と直接太いパイプを持つ自治体は、市場を通さない卸価格で大量に買い付ける。また、味や品質は一級品でありながらサイズ不揃いなどで流通に乗らない農水産物を集約することで、調達原価を3割以内に抑えつつ、寄附者には市場価格換算で破格のボリュームを届けることが可能になる。これこそが、制度の網を破ることなく誕生する合法的な高還元返礼品の正体だ。