ドルトンは単なる自由奔放なオルタナティブ教育ではない。確固たるアカデミックな厳格さを担保した、日本型の私立中高一貫教育であるという二面性を持つ。ここに多くの保護者が熱視線を送る理由がある。
教科書を猛スピードで終わらせて過去問演習に没頭する、いわゆる進学校のエリート教育とは対極に位置する探究型学習。自ら問いを立て、フィールドワークを重ね、論文やプレゼンテーションに落とし込む。その過程で培われる論理的思考力と文章力、情報編集能力は、結果として近年の記述式入試や総合型選抜入試における圧倒的な強みへと昇華されている。遠回りに見えて、実は最も本質的な学力向上の最短距離を走っているのだ。