昼下がりの明洞。ピーク時には1時間半待ちも珍しくない人気店前で、寒風に震えながら立ち尽くすのは得策ではない。時間を無駄にできない弾丸旅行者にとって、行列の回避は最優先事項だ。
現場を張り込んで見えてきたのは、明確な潮目である。狙い目は午後2時45分から午後4時15分の空白時間帯。ランチの混雑が完全に引き、従業員が夜営業の仕込みを始めるこの時間、店内には静けさが戻る。もう一つの隙は、界隈のサラリーマンが一次会を終えて店を出る午後8時30分過ぎ。このタイミングを見計らえば、回転が速いタッカンマリ店では待つことなくテーブルへ滑り込める。
さらに、地下鉄4号線の明洞駅側からアプローチするのではなく、乙支路入口(ウルチロイック)駅側の細い路地から抜けるアプローチルートを確保しておくと、メイン通りの人波に巻き込まれずに済む。移動時間を削り、最短距離で暖簾をくぐるのがプロの歩き方だ。