荒野のパイオニアたちを支え続けたヘビーデューティー・ワークウェアの世界もまた、冬のアメカジスタイルに欠かせない大黒柱だ。ゴールドラッシュの時代から労働者の皮膚となり続けたリーバイス(Levi Strauss & Co.)のデニムジャケットやブランケット付きワークコートは、使い込むほどに持ち主の身体へと馴染んでいく。
そして、男らしさの決定打となるのがモーターサイクルカルチャーと結びついたライダースジャケットだ。ショット(Schott NYC)が1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用したライダース「パーフェクト」を発表して以来、その剛健なレザーと計算し尽くされたカッティングは、反骨精神のシンボルであり続けている。厚みのあるステアハイドやホースハイドが風を完全に遮断し、着込むほどに刻まれる深い皺が唯一無二の表情を刻む。まさに一生をかけて育てる価値のある相棒だ。