議事録にも刻まれた過去の審議には、緊迫した議場を一瞬で和ませたユーモアあふれるやり取りや、シュールすぎる失言など、今なお語り継がれる名場面が数多く存在します。ネット上で長年愛され続けている国会珍答弁まとめの代表格を振り返ります。
語り草となっているのが、2000年代初頭の小泉純一郎元首相による歯切れの良いワンフレーズ答弁の数々や、野党論客との間で交わされた文学的な比喩合戦です。質問者の鋭い追及に対して、まったく噛み合わない官僚ペーパーを棒読みし続けた結果、議場全体から失笑が漏れた珍事や、難解な専門用語の読み間違いから生まれた珍発言など、歴代おもしろ答弁のアーカイブは枚挙にいとまがありません。
さらに、参議院名論戦として記録される場面では、哲学的な国家観をぶつけ合う重厚な討論の中に、ふとした瞬間の人間味が垣間見えます。「完璧な官僚答弁をいかに打ち崩すか」に挑む野党議員と、「言質を取らせまい」と必死に防戦する閣僚の表情のグラデーションは、サスペンスドラマ以上のスリリングな面白さを提供しています。