スポーツバイクに乗るサイクリストの間では、より多彩な「ハンドサイン」が広く使われています。しかし、これらは仲間同士の安全を守るための「コミュニティローカルなサイン」であり、道路交通法上の手信号とは目的が異なります。
ロードバイクの代表的な独自サインには以下のようなものがあります。
- 路面障害物のサイン:道路上の穴や落下物を指差し、後続車に危険箇所を知らせる。
- 減速の合図:手のひらを下に向けて上下に振る(道交法上の「斜め下に伸ばす停止合図」とは形状が異なる)。
- お先にどうぞ(通過合図):肘を前後に振る、または手首を前に振って後続の追い越しを促す。
これらのサインは集団走行時の安全確保に非常に役立つ反面、一般の自動車ドライバーには意味が正しく伝わらないケースが多々あります。一般車両が混在する公道では、仲間内だけのハンドサインを過信せず、後続の一般ドライバーにも一目で理解できる道交法に準拠した手信号を意識して使い分ける必要があります。