観光情報サイトやネット上の投稿を見ていると、お菓子の壽城に関して散見される誤解や、訪れる前に知っておくべき実務的な盲点がいくつか存在します。
第1の誤解は、「本物の米子城の城跡に建てられた歴史遺構である」という混同です。実際の国史跡・米子城跡は、ここから西へ約10キロメートル離れた米子市街地中心部の湊山(みなとやま)に位置しています。壽城は米子城の天守閣の姿を忠実に再現して建設された民間施設であり、歴史的な天守閣そのものが残っているわけではありません。歴史ファンが遺構見学のつもりで訪れると認識のズレが生じるため、正確な位置付けを理解しておく必要があります。
第2の盲点は、「とち餅の賞味期限と保存方法」に関する注意不足です。名物のとち餅は保存料を極力抑えて製造されているため、製造日からの日持ちは約14日前後と、乾き物のクッキーやチョコレートに比べて短めに設定されています。特に夏場の車内放置などは品質劣化を招く危険があるため厳禁です。遠方への旅行で日程の前半に立ち寄る場合は、旅行最終日に立ち寄るか、あるいは店頭から直接自宅へクール便発送する手配を取るのが鉄則です。