一部のネット情報では「そうめんは油を使っているから太る」「GI値が低いからダイエット食になる」といった相反する言説が飛び交っていますが、科学的な裏付けに基づき誤解を整理します。
手延べそうめんの表面に塗布される植物油(ごま油や綿実油など)は、1食(100g)あたりわずか1〜2g程度であり、これが直接的な肥満の原因になるわけではありません。問題の本質は脂質ではなく、「精製小麦粉の圧倒的な純糖質比率」と「食物繊維の不足(1食あたり約2.5g未満)」にあります。
また、そうめんのGI値は調理法や茹で加減によって変動するものの、平均して約68〜80前後の「中〜高GI食品」に分類されます。細麺であるため茹で汁が浸透しやすく、デンプンの糊化(アルファ化)が進むため、胃腸での消化吸収スピードがうどんやパスタ以上に速いという生化学的特徴があります。