Q1:坊ネズミの魔法は途中で解けていたのに、なぜずっとネズミの姿のままだったのですか?
A1:銭婆の家を訪れた際、銭婆自身が「魔法はとっくに切れている」と指摘しています。坊がネズミの姿のままで居続けたのは、自分の足で世界を歩き、千尋の冒険に同行したいという自発的な意思によるものです。過保護な温室に戻るよりも、外界での体験を選んだ坊の主体性の表れです。
Q2:坊の年齢は公式に何歳と設定されているのでしょうか?
A2:公式設定として厳密な年齢の数字は公表されていません。外見や発話内容は1〜2歳程度の乳幼児ですが、体躯は大人の男性以上あります。宮崎監督が意図したのは「実年齢の特定」ではなく、「身体ばかり大きくなって自立できない過保護な精神構造」の視覚化です。
Q3:ラストシーンで坊が自分の足で立っていたのはなぜ大きな意味を持つのですか?
A3:序盤の坊はベッドから起き上がることすら他人に依存していましたが、外界の旅と労働を経て筋力だけでなく精神的な自立を獲得しました。母親の腕の中に収まる存在から、自分の足で立ち母と対峙できる独立した個体へと成長したことを視覚的に表現する決定的な描写です。